Contents
- 1 オキシジェネーターとエアレーターやブクブクとの違い
- 2 オキシジェネーターはライブウェル内の溶存酸素量を供給増加
- 3 ライブウェル内での早い回復力
- 4 酸素供給ユニットのメンテナンス
- 5 注意:
- 6 海水での使用
- 7 気泡は無く稼働状態が確認し難い
- 8 オキシジェネーターの電力使用量
- 9 オキシジェネーター使用時の水循環装備
- 10 日中の水面溶存酸素
- 11 酸素飽和環境を作り出す
- 12 保険的
- 13 オキシジェネーター使用による生存率向上
- 14 プロフラッシュマウントモデルの取付け
- 15 ライブウェルに設置する台数
- 16 オキシジェネーターの種類と販売価格(税込み)
- 17 ⇒オキシジェネーター販売ページへ⇐
- 18 関連記事
オキシジェネーターとエアレーターやブクブクとの違い
オキシジェネーターとエアレーターやブクブクとの違い
オキシジェネーターはエアレーターやエアーポンプ等のバブラーいわゆるブクブクではありません。バブラーやエアレーターは周囲の空気を吸い込みディフューザーを解して水中に空気を放出します。周囲空間や大空気中の酸素量は20%程度しか有しませんのでこれらをエアーポンプ等から排出した大きなサイズの気泡では水面まで瞬時に浮動し放出されてしまい水中に長く滞在できない為、空中に放出された酸素は水中に溶解する事は無く結果、水中の酸素量を効率よく増加させることはできません。
オキシジェネーターはライブウェル内の溶存酸素量を供給増加
オキシジェネーターはライブウェル内の溶存酸素量を供給増加
オキシジェネーターは科学的に水分子(H2O)を水素と酸素に分解する作用を施します。水素の気泡は水面へ浮かび大気に戻ります。一方100%純粋な酸素の微細気泡は水面から漏れ出せる浮力がなく大気中に放出されてしまうこともありませんので水中に酸素が素早く溶解し水中での溶存酸素量を大幅に溶解供給し増加させることが可能となります。
ライブウェル内での早い回復力
ライブウェル内での早い回復力
オキシジェネーターから放出される微細酸素気泡は、大変小さいのでエミッター部分から蒸気が出ているかのように見えます。魚の鰓(えら)の細い血管にこの純粋な酸素が素早く吸収されその結果、暑い日でも酸素が飽和する水中溶存酸素量の多い環境を効率良く与えることにより釣り上げた後のダメージで弱ってしまった魚などに早い回復力を与えることができます。
酸素供給ユニットのメンテナンス
酸素供給ユニットのメンテナンス
このオキシジェネーターには可動部分がないために、長期間長持ちするのでボートに取り付けた後にもしボートの売却等で手放すことになったとしても次のセカンドオーナーにもこのオキシジェネーターを使用することができます。
プロライブウェルフラッシュマウントは自動洗浄しますがポータブルタイプのライブウェルオキシジェネーターは時折洗浄が必要となります。ポータブルタイプのオキシジェネーターのエミッター部(メッシュ部分)を洗浄するには、残留しているカルシウム等の汚れをバスルーム用などの洗剤を使いナイロン製など柔らかいブラシで磨き落とし、最後に全体的に濯いでください。
注意:
金属ブラシや研磨剤の入った洗剤などは一切使用して磨かないでください。オキシジェネーターエミッターのチタンメッシュスクリーン特殊コーティングを剥がしてしまいます。特殊コーティングが剥がれると酸素供給効果が半減以下に低下してしまいます。
海水での使用
海水での使用
ソルトウォーターで使用する場合は、プロフラッシュマウントのみ使用可能です。毎時使用後には多少のブラッシングと、淡水での洗浄が必要となります。
気泡は無く稼働状態が確認し難い
気泡は無く稼働状態が確認し難い
気泡が上がってくることを目視できるエアレーターポンプと違い、オキシジェネーターの気泡は水が透明でなお水流が停止し水面が穏やかな状態でない限り目視できません。水が攪拌していない透明度の高い水ではエミッターのメッシュ部分から放出される細かな霧や煙のように見える微細気泡を確認する事が出来ます。水素の気泡は大きめで水面に素早く上昇し、水面膜を破り大気に放出されるます。しかし水が濁っていたり、循環ポンプが機能している場合は、このような細かい酸素気泡は素早く水中に溶解してしまうため目視することができませんが飽和した溶存酸素量の多い水中環境が作り上げられているということです。
オキシジェネーターの電力使用量
オキシジェネーターの電力使用量
オキシジェネーターは毎時1アンペア以下の微量の電力で稼働します。チタンメッシュによる酸素を発生させる部分であるエミッターが水により覆われている際にしか電力消費することが無く水がスイッチの役割をはたします。付属した小さな緑のLED電球は25ミリアンペアと極僅かな電流が流れておりこのLED電球はエミッターへの電力の有無を示す確認用電球となっています。ユニットへの電気導通は導体である水分によりエミッターが水中に浸っている場合のみ電源から電力供給を受け出力されますが、オキシジェネーターの電力消費は非常に少なく毎時1アンペア以下の低出力で稼動しておりよほど長時間使用される場合以外に追加バッテリーを考慮して頂く必要はありません。
オキシジェネーター使用時の水循環装備
オキシジェネーター使用時の水循環装備
水循環させる装置を装備する必要はありませんが、ライブウェル水槽内の水の入れ替えを時折行い、魚から放出され蓄積される二酸化炭素やアンモニア除去を行うことが最良の効果を発揮します。再循環させ良い水質環境を作りだすことで釣った魚やライブベイトなどの活きエサを長持ちさせることが可能となります。
日中の水面溶存酸素
日中の水面溶存酸素
バスボート等のフィッシングボートに付属するライブウェルにはオートフィルとリサイクル機能が装備されておりオートフィルは、常にライブウェルの外から新しい水を入れ替え循環(外循環)し再循環(リサイクル)は、水槽内の同じ水を循環させています。再循環でのリサイクル機能は、暑い気候の状態で一番最適な効果をもたらします。しかし時折定期的に外部からの新しい水を加えることでさらに良い効果が期待でき害はありませんが、暑い日等の日中の水の入れ替えは気温や水温が上がるにつれて、朝一番の水面温度の低い時にライブウェル内に満たした水より水中に溶解した酸素量は多く含まれていませんので著しくライブウェル内の水温が上昇してしまった場合や汚れた水により入れ替えが必要となった場合は入れ替える場所や水質の選択は重要となります。
酸素飽和環境を作り出す
酸素飽和環境を作り出す
魚にとって適温であれば多少の水温差はあまり生存率に関係しませんが、暖かい水は溶存酸素量が極めて少なく水中に酸素を含んでいない環境の改善をオキシジェネーターを使用し再循環(内循環)と時折の汚れた水を入れ替えるための外循環をさせることにより飽和した水中溶存酸素を多く含んだ豊かなライブウェル環境を作り出すことができます。
保険的
プロアングラーがトーナメントに出場中のデッドフィッシュでの死魚ペナルティーは痛手になりますが、オキシジェネーターを使用することにより安価な保険に加入するような存在となります。また、活性のあるライブベイトではより多くの狙ったターゲットフィッシュを捕えることが可能となりプロや趣味で釣りを楽しむ方にとってオキシジェネーターは捕えた魚やライブベイトフィッシング等の活きエサをより新鮮に保つことのできる優れた製品です。
オキシジェネーター使用による生存率向上
オキシジェネーター使用による生存率向上
釣った時の魚の状態やライブベイト購入時の状態にもよりますが、ライブベイトなどは素早く運ばれて来るため、過度のストレスが掛かり、死亡率に大きな影響を与えます。特にサイズの大きい魚はストレスを回避できません。オキシジェネーターはライブウェル内で魚を活性化させることにはとても役立ちますが、針にかかったまま等の悪条件下のままではどんなに良い水中環境状態であれ死んでしまう確率は上がってしまいます。またライブベイト購入の際、全ての雑魚が同じ鮮度とは限りません。鮮度や状態の良いライブベイトに対しオキシジェネーターを使用し、より最適の環境を与えることで生存率を向上させることができます。
プロフラッシュマウントモデルの取付け
プロフラッシュマウントモデルの取付け
取り付け作業は簡単です。ヒューズやスイッチを取り付ける必要はありませんが、必要に応じスイッチを取り付けと便利です。 バッテリーに直接ケーブルで繋げることができ、2インチ(約52mm)直径のホールソーで穴さえ空けれれば他の作業は簡単です。プロフラッシュマウントはライブウェル内を密封する為のラバーガスケットが付属されていますがシリコンなどを使用し念のため防水することをお勧めします。オキシジェネーターを空けた穴に入れ後部からナットで取り付けて16ゲージのケーブルで本体と電源を接合すれば取付け完了です。
ライブウェルに設置する台数
10~30ガロン(40~110リットル)の水槽に対してオキシジェネレーターが一台あれば十分です。 もし通常より大きなライブウェルや水槽をご使用の場合は最適な性能を発揮させる為にオキシジェネーターを二台使用することを検討頂てもよいかもしれません。 水通しが無い二つに分かれたライブウェルの水槽の場合は各ライブウェル室に一台のオキシジェネーターが必要となります。
オキシジェネーターの種類と販売価格(税込み)
- ポータブル オキシジェネーター ¥12000
- スーパー オキシジェネーター ¥18000
- プロフラッシュマウント ¥21000
- コマーシャル オキシジェネーター ¥30000
- エクストラエミッタ― ¥15000
- スーパーオキシジェネーター専用 アクセサリポンプ ¥6000
⇒オキシジェネーター販売ページへ⇐
関連記事
〒520-0524
滋賀県大津市和邇今宿12
TEL 077-594-2936
営業(釣行可能)時間:日の出~日没まで