Contents
モーターガイド ツアープロ
MotorGuideホームページによるとTourProは…
モーターガイド社のトローリングモーターに関するテクノロジーの全てを取り入れ集約し市場で最高のパフォーマンスを発揮することのできるエレキモーターとして製造され販売開始されたとのことですが、モーターガイド社が業界をリードすると語るPinpoint®GPSアンカーは必要な場所に正確に留まることをアシストし、ツアーでテストされた耐久性とポイント移動の毎に繰り返すマウントの収納と展開が快適に行えるよう考慮されていると要約されています。
ケーブルステアリングへの不安
ステアリング操作時にはダイレクトにアクセスするケーブルステアリングが瞬時に反応するとのことで、ケーブル接続構造等まだ私も分解したりマニュアルを熟読できていませんので不明ですが、ウルトレックス同様にワイヤー切れの不安は否めません。当初よくワイヤーが切れると言われていたウルトレックスはオートパイロット使用時等の左右にステアリングを切り返す旋回動作の際に重い下部エレキモーターユニットの遠心力による重力がワイヤーに伝わり断線すると言われていましたが、実はそうではなくマウント(ステアリングモジュール)内部にある減速ギアユニットを介すことによりモーターユニットの遠心力がワイヤーへ掛かる負荷へとダイレクトに伝わらないような構造になっており、旋回の切り返しを繰り返すことによる単なるワイヤーの金属疲労によるものでワイヤーテンションを調整することでかなり軽減することが可能です。
ツアープロにもそのケーブルテンションアジャスターが備わっていますが、ウルトレックスと同構造または、それをカバーできる構造であったりGPS受信不良時などに起こるステアリング誤作動時の対処がなされていればそれほど問題視する程の不安はないかと思われます。ただ、フットペダル側でのステアリング操作はモーターアシストの機能があるので本来強く踏み込む様な操作をする必要はありませんが、必要以上の強さで踏み込んでしまう様なことをしてしまうとワイヤー自体に負荷が掛りワイヤー切れ等の故障トラブルのリスクが伴います。
ユニバーサルソナー
外部にケーブルを配線の露出がない振動子とモーターハウジングが融合されたHD +ユニバーサルソナーモデルもオプション選択可能で従来の83 / 200kHz2Dソナービューまたは高解像度455 / 800kHzがローランス等の魚探を介し使用可能で魚探画像を映し出してくれます。
最も正確なピンポイントGPSアンカー(動画)
ケーブルステアリングとGPSアンカーを組み合わせたPinpoint®GPSアンカーリングは、潮流や風の中でも、構造物や魚の存在箇所に高精度にとどまることができ、アンカー、ジョグ、ヘディングロック、クルーズコントロールなどの機能により、TourProは独自のクラスへ!..と説明されており競合他社の3倍の精度と自信をのぞかせますが、その3倍の単位の尺度が不明なのでインプレッション等で検証できればと思います。※正規販売代理店のアウトブレイクによる実際の琵琶湖での検証によるとローランスゴーストと遜色ない精度だったそうですがゴースト自体がかなりスポットロック精度が良かったので期待大ですね。
静かで快適なエレキマウントのピックアップとテイクダウン
Zero-Gリフトアシストと称するシステムにより、長時間の水上でのポイント移動の際に幾度と繰り返すエレキの昇降作業を簡単快適に行うことが可能となり競合他社のアシストマウントと比較して、必要な労力がほぼ半減と記述され特許機構であるブルドッグラッチによりマウント閉開時にロックされますが、以前のゲーターマウントのようにロックピンがレシーバーに噛みこんでしまい解除時にもごつく様な事が無く簡単に軽くマウントロックを解除することが出来るようになりました。
ツアーでテスト済みの耐久性
360°のブレークアウェイマウントを備えたTourProは、過酷な条件、岩やスタンプへの衝突時の衝撃に対応できるように作られていますが、シャフトは金属製アウターコラムとインナーコンポジットシャフトのツーピース構成となており国内でもインナーシャフトには生涯保証が付いていて耐久性に自負があるようです。ユニット類には3年間の保証が付いています。
ツアープロフットペダルレイアウト
モーターガイドツアープロの特徴
-
- インナーシャフト永久保証
- アフター保障サービス3年保証
- Pinpoint®GPSアンカーリング
- フレックスメタルフットペダル
- リチウムイオンバッテリー対応
- プレミアムグリップ付き金属製ペダル
- バウンスバスター™及びケーブルルーティング
- NEW KATANA PROP (新型カタナプロップ)標準装備
- LEDパネルは電源、GPSステータス、バッテリー残量を表示
- LEDライドでバッテリー、GPSインジケーターの視認性アップ
- ※エレキモーター方式はブラシレスではありません
ツアープロリンク設定やキャリブレーション方法
1.エレキ本体とリモコンのリンク方法
- エレキをボートから使用位置に下ろす→
- エレキの電源ケーブルのプラス側のリード線をバッテリーに接続する→
- 電源ケーブルをバッテリーに接続後10秒以内にリモコンの左右のターンボタンを同時に長押しする→
- リンク完了するとエレキとリモコンから低音メロディーが鳴る。
2.リンクの解除方法
- 左右のターンボタン+プロペラボタンの3つを同時に押す。
3.モーター進角方向の設定方法
- エレキに電源を繋ぐ→
- LEDダッシュボードGPSステータスインジケーターライトがGPS位置情報を取得し確認メロディー+インジケーターライトが点灯→
- エレキの電源が入った状態でエレキを使用位置に下ろす→
- リモコンの右左のターンボタンでモーター進角の向きが船体キールと平行になるように調整→
- リモコンの手動ボタン(Mマーク)を押したままで数字ボタンを【1】、【1】、【2】の順に押す→
- 確認メロディーが鳴りステータスインジケーターが点滅→
- 手動モードに戻る→
- モーター角度のキャリブレーション完了
3.コンパスの設定方法
- エレキ使用位置に下ろす→
- リモコンの手動ボタン(Mマーク)を押したままで数字ボタンを【1】、【1】、【1】の順に押す→
- エレキから3回のビープ音が鳴りGPSステータスインジケーターがOFFになる→
- エレキが不動となるため船外機にてゆっくりとボートを360度 ×2周回→
- 2周目の完了間際にビープ音が鳴る→
- GPSステータスインジケーターが点灯→
- 確認音が鳴ればコンパスのキャリブレーション成功→
- 上記の手順を合計3回繰り返す
※注) : コンパス設定を実施する際はエレキがGPS位置情報を取得している必要があります。
設定開始時にはフットペダルLEDインジケーターランプのGPSステータスインジケーターライトが点灯しているかを必ず確認して下さい。
Motor Guide Tour Pro 販売価格表
競合他社機種との価格比較ではお値段は比較的安価に設定され税別でミンコタウルトレックス36V112ポンド45インチシャフトが定価¥426000で、ツアープロ36V 109lb 45in ソナー付属モデル との比較では48000円、ローランスのゴースト36V 120lb 47in 定価¥469000とでは91000円の価格差があります。またツアープロのソナーオプションが必要ない場合はさらに-20000円となります。
TOUR PRO LINE UP
Tour Pro モデル | 推進力 (ポンド) |
入力電圧 (ボルト) |
シャフト (インチ) |
価格 (税別) |
---|---|---|---|---|
TOUR PRO 82-36″ GPS | 82 lb | 24V | 36″ | ¥330,000 |
TOUR PRO 82-45″ GPS | 82 lb | 24V | 45″ | ¥338,000 |
TOUR PRO 109-45″ GPS | 109 lb | 36V | 45″ | ¥358,000 |
TOUR PRO 82-45″ GPS ソナー | 82 lb | 24V | 45″ | ¥358,000 |
TOUR PRO 109-45″ GPS ソナー | 109 lb | 36V | 45″ | ¥378,000 |
関連記事
〒520-0524
滋賀県大津市和邇今宿12
TEL 077-594-2936
営業(釣行可能)時間:日の出~日没まで