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Mercury Bravo 1 FS プロペラー
レンジャーボート Z521Lに搭載したマーキュリーV8フォーストローク4.6Lレーシング300R 船外機にブラボー1FSプロペラをセットアップさせて頂きました。
マーキュリープロップ ブラボー1FS
Mercury Racing Bravo 1 FS プロップは、船外機および船内機用に設計されており4ブレードプロップにおいて優秀なプレーン性能があり使用頻度の多いミッドレンジレスポンス効率が良い事で、燃費経済性も期待できます。
適合する船種
ミディアムウエイトからヘビーウエイトでの船体や船外機でのバスボートをはじめ多種多様な船体、船底形状のボート(フラットボトム、キャットフラット、ベイボート、センターコンソール、スターンドライブデッキおよびVボトムボート)等にも適応するそうです。
PVS (パフォーマンスベントシステム)
艇種や状態、状況にもよると思いますが、マーキュリーでのブラボー1FSの説明では基本的には、4ストローク船外機等のスターンドライブ艇では、全てのベントホールをPVSで塞いだ状態のプロップで適応との記載だったと思いますが。
PVSの役割
マーキュリーのプロペラにはPVS(パフォーマンスベントシステム)が装備されているプロペラが多くその利便性は重量のある船体や船外機等のエンジン搭載時でのボートが立ち上がれない状況下等での航走不良を状況に応じ数種類のPVSパーツを脱着してホールサイズを変更し排気を適度に調整すことによりPVS取付け部であるエギゾーストスルハブからの排気漏れを利用し故意にプロペラスリップを誘発させプロペラ回転を稼ぐことによりホールショットやテイクオフまでの促進を促す作用の働きを助ける役割を行いボートの滑走までのホールショット不良を改善し適応させることを可能にするメリットがあります。
プロップベントホールは船外機の負荷軽減にも貢献
また、ボートを滑走させるまでの段階でのホールショット時はボートやプロペラに対し最大の水圧抵抗が掛かりエンジンの出力を出し切れないパワーバンドタイミングにも係わらず船外機やエンジンに対し最も出力やトルクが必要となりその高負荷な状況下でプロペラを回転させボートをプレーンさせるためのエンジン出力領域においてプロップのエギゾーストスルハブベントホールからの排気によりプロペラに空気を絡まらせ適度にキャビテーションさせることにより水圧を逃がしプロペラ回転に必要な初期トルクを軽減できることにより減少されるエンジン出力において、プロップを回転させ水を蹴り、それを推力に変換できることによりエンジンに対しての負荷軽減にも貢献します。しかし排気を逃がしすぎてプロペラに絡ませる空気量が多くキャビテーションさせすぎると推力を得られないためにそれをPVSパフォーマンスベントシステムで最適な状況に調整することによりボートに対してプロペラをセッティングし調整を行うためのパーツとなります。
レンジャーZ521L /w マーキュリーレーシング300R セッティングデーター
納艇後からレンジャー521Lとマーキュリー300Rにフューリーやブラボー等種数類のピッチとダイアのプロペラを変更しオーナー様にも気に入って頂けるセッティングとなりました。
- テスト月:Feb
- 気温:約10°C
- 水温:約10°C
- 場所:Lake Biwa
- 搭乗人員:2
- 搭載バッテリー:4
- Ranger Z521L (DC)
- E/G: Mercury Racing 300R V8 4.6L
- JackPlate: アトラス10″ HYD
- Mercury Racing Bravo 1 FS diameter: 15.25 Pitch: 24 Blades: 4
- 船体装備:フルリグ
- 積載燃料:フルチャージ
- 最高回転域:6100rpm
- 115km
- 71.5mi
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